どーも、空調工事を15年以上やっているマル(@marutooutput)です!
今回は実際に自分が腰に付けて仕事をしている道具たちを紹介します!
- これから空調工事をやろうと思っている。
- どんな道具が必要なんだろう?
- 道具といってもたくさんありすぎて迷う。
- 実際に使っていて、あると便利な道具が知りたい。
こんな人にむけて書いてみました!
空調工事を15年以上やってきて、絶対に外したくないものだけを腰につけているので、道具選びの参考になるかと思います。
ちなみに、自分は腰道具に関しては色々と持たずに、シンプルに必要最低限だけ付けておきたいタイプです。付けすぎると重たいんで!
それではいってみましょう!
空調屋が実際に使っている腰道具
上の写真はとある現場の自分の後ろ姿です。
よくわからないと思いますが、こんな感じに腰袋と道具をつけています。
詳しく見ていきますね。
まずはコチラから。左から水平器、カッター、スケールです。
【水平器】
水平を見るための道具です。空調機がしっかりと水平に設置されているかを確認したりする時に使います。
また、1/100の勾配をみることもできるので、ドレン配管工事にも使います。逆勾配になったら大変なので、ドレン配管の時は絶対に使います。
![]() | エビス(EBISU) 水平器 トビレベル・プロ ED-TBPBR 足場組立用 ブラック/レッド 奥行1.6×高さ4.3×幅16cm 新品価格 |

【カッター】
冷媒管の保温材を切るのに使っています。それ以外にもビニールテープや配管の梱包、ボード、クロスなどあらゆるものを切ります。これがないと仕事になりません。
冷媒管の保温材を切っているとすぐに刃が切れなくなるので替刃も必須になります。自分は白刃派です。
![]() | オルファ(OLFA) 大型カッター ノンスリップAL型 150BG 新品価格 |

【スケール】
機器の据え付け位置や配管の寸法、配管を施工するための高さなどを測るのに使います。建築業では必須の道具です。
自分は少し値段が高くなりますが、Tajimaの剛厚タイプを使っています。マグネットもついているのでとても便利です。ただ最長5.5mなのがちょっと残念。
![]() | タジマ 剛厚セフGロックダブルマグ25 6.5m 25mm幅 メートル目盛 GASFGLWM2565 新品価格 |

左からモンキー、スパナ、全ネジ回しです。
【モンキー】
空調工事ではフレアを締めるのに必須です。5分のフレアナットが28ミリなので、最低でもそこまで掴める大きさが必要です。
写真では一つですが、実際にフレアを締めるには2つ必用なので注意してください。
![]() | トップ(TOP) ワイドモンキレンチ 薄型 軽量 エコワイド HY-30 新品価格 |

【スパナ】
ナットを締めるのに使います。空調工事では3分のナット(17ミリ)を頻繁に使うのであると大変便利です。モンキーでも代用可能ですが持っていたほうがいいです。
サイズは17ミリと14ミリのコンビのやつを使っています。14ミリは2分と3分のフレアナットを締める時にも使えます。それ以外にも14ミリを使う場面が出てくるのでこのコンビがオススメです。
![]() | TRUSCO 両口スパナ 14.0X17mm TDS1417 新品価格 |

【全ネジ回し】
アンカーを打設したあとに3分の全ネジを入れるのに使います。
プライヤーやペンチなどで代用することも可能ですが、しっかりと施工するには全ネジ回しが一番です。
![]() | 新品価格 |

左からパイプカッター、ライト、鏡です
【パイプカッター】
冷媒管を切るための道具です。人によっては銅管カッターとも言ったりしますね。これがないと配管を切り出せないので空調工事に必須の道具です。
写真は38ミリの銅管にも対応できるものですが、一回り小さい31ミリまでのやつでもいいかもしれません。そんなに38ミリは配管することがないので。
![]() | 新品価格 |

【ライト】
暗い場所を照らすために使います。
空調屋が一番使う場面は、配管のロウ付け後に確認するのに使います。暗いとロウ付け不良を見落としてしまい、ガス漏れの原因になるのでライトはあったほうがいいですね。
![]() | Wsiiroon LED 懐中電灯 強力 超高輝度 ハンディライト 電池付き ズーム式5モード SOS点滅 軍用 停電 防災 対策 (アルミブラック) 新品価格 |

【鏡】
これも配管のロウ付けの時に使います。
配管の裏側など目の届かない場所のロウ付け具合を確認するのに使います。ロウ付けに自信のある人は必要ないかもですが、人間絶対はないので、シッカリと鏡で確認しましょう。
![]() | 新品価格 |

左からペン型インパクト、ソケットレンチ各種、ニッパー、プライヤです。
【ペン型インパクト】
マキタのペン型インパクトです。なくても作業はできますがあることによっての作業効率の向上は半端ないです。たぶん3割増しで作業が進みます。
まとめて10台とかの空調機を結線するときや、リモコン付けなんかをやる時に絶大な威力を発揮します。ちまちま手回しでやってます?時間かかりません?
それと屋上作業の時に外機を開ける時にもないとやってられないですね。事前にインパクトとかを準備しておけばいいのですが、まぁ、だいたいいつも屋上に着いてからインパクトがないことに気が付きますよね(笑)
耐圧試験、真空引き、ガスチャージのたびに毎回ビスの開け締めを手作業でやるのは時間の無駄です。
なので作業効率を重視する人は絶対に持つのをおすすめします。他業者をぶっちぎれます。
次に紹介する各種オプションを付けることで、結線やナットの締め付け作業を行うことができます。
![]() | マキタ(Makita) 充電式ペンインパクトドライバ 黒 バッテリー×2・充電器付 TD022DSHXB 新品価格 |

【ソケットレンチ各種】
インパクト対応型のソケットレンチです。
サイズは空調工事でよく使うものを持っています。17ミリ、14ミリ、13ミリ、10ミリ、8ミリがあれば十分でしょう。これに加えてプラスビットですね。
結線や配管バンド、室外機のビスなどに対応したサイズ選びになっています。
![]() | トップ(TOP) アルファソケット 電動ドリル用 EDX-17 新品価格 |

![]() | 新品価格 |

![]() | 新品価格 |

![]() | 新品価格 |

![]() | 新品価格 |

![]() | アネックス(ANEX) 黒龍靭ビット 2×110 5本組 ABRS5-2110 新品価格 |

【ニッパー】
主に電線を切るのに使います。細いケーブルならカッターで切ることも可能ですが、エフケーブルにもなるとニッパーがないと切れませんね。
ケーブルを切る以外にも、自分はケーブルの皮むきにも使っています。また、インシュロックを切るのにも使います。
![]() | フジ矢 ハイパワーニッパ(簡易圧着付) 175mm 偏芯テコ設計でらくらく切断 700-175 新品価格 |

【プライヤ】
物を挟んだり掴んだりするのに使います。ペンチよりも広がる幅が大きいのが特徴です。
指先の力じゃ引っ張れないようなときなどに使います。これといったピンポイントの使用目的はありませんが、あると重宝しますね。
人によってはカラス口と呼ばれるもっと大きい物を使う場合もありますが、自分はこれで十分だと思います。
![]() | トネ(TONE) コンビネーションプライヤ CP-200 全長205mm 新品価格 |

【安全帯】
写真には撮ってなかったのと、工具ではないのですが、今は建設現場に入るのに絶対に必要です。
いろいろなタイプがありますが、自分は軽くて取り外し可能なものをつけています。高所作業をしなくても、どの現場でも装着の義務があるので必ず準備しましょう。
![]() | 藤井電工 ツヨロン(TSUYORON) 一般高所作業用安全帯 1本つり専用 一般高所作業用安全帯用取替え用ランヤード ACRN-599-JAN-BP [落下防止 電気工事 高所での安全作業] 新品価格 |

これが自分の腰道具一式になります。
たぶんどちらかというと少ないほうだと思います。やはりシンプルに使い回せるものが一番いいですね。
工具は人それぞれ好みがあると思います。周りの空調屋さんを見たときに、マキタのペン型のインパクトを持っていない人はやはり作業スピードが一歩出遅れている印象があります。
値段もメチャクチャ高いわけでもなく、使ったときのメリットが計り知れないので、買おうか迷っているくらいなら買ってしまいましょう。絶対に損はしません。
番外編
腰道具ではないのですが、空調(冷媒)工事で必須の工具フレアツールがあります。
いまだに手動のものを使っている業者さんがいると聞いてびっくりしました。
今は電動のものが主流です。確かに自分も昔は手動で十分だと思っていましたが、一度電動を使ったら二度と手動を使うことがなくなりました(笑)
本体と各配管サイズに合わせた付属のパーツが必要になりますが、自動のほうが作業効率が格段に早いです。5分の配管でも一瞬ですからね。
![]() | 新品価格 |

熱中症対策に空調服
それと工具ではないのですが、夏の建設現場には必需品の空調服は絶対に買っておくのをおすすめします。今どき着てないやつはアタマがおかしいんじゃないかと思ってしまいます。
知りたい!?空調屋のホントの給料
もし空調屋に興味があるのなら、空調屋の給料について書いた記事もあるんでよかったら読んでみてください。リアルな数字を公開していますよ。
www.marutooutput.com
それでは今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございます。ではまた。
《次に読みたい記事!》
www.marutooutput.com
www.marutooutput.com