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【空調屋歴15年!】空調設備工事の仕事のメリットとかデメリットを語る!

気がつけば空調設備の仕事に携わって15年ほどたちました。


15年もやっていれば、とりあえずひと通り経験したんじゃないかって思ってます。いい経験、悪い経験どちらもですね。


そこで今回は空調設備工事の良いところや悪いところを書いてみたいと思います。

ちなみにここでいう空調設備工事とは冷媒配管工事を指します。主にビルや大型商業施設のエアコンを取り付ける仕事のことです。



もしこれを読んでくれている人で、

  • 「空調設備工事に興味があるんだけどどんなかんじなの?」
  • 「入った会社が冷媒配管の会社だったんだけど続けて大丈夫かな?」
  • 「転職先に冷媒屋にしようかどうか迷ってる」
  • 「空調屋のデメリットとかすごく興味がある笑」


なんて考えている人がいるようなら、あくまで私的な異見ですが参考になったら幸いです。


目次






【空調屋歴15年!】空調設備工事の仕事のメリットとかデメリットを語る!

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空調設備工事のメリットとか良いところ

まずはポジティブな意見から書いていこうと思います。最初は空調屋に良い印象を持ってもらいたいですからね笑

いろいろな工事が学べる

自分はこの仕事の一番のメリットはいいろいろな工事を学べるということだと思ってます。


具体的には基本の冷媒配管から始まり、ドレン配管・配線・簡単なダクト配管・機器の吊り込み・墨出し・ボード開口などなど、こんなにやる他業種はあまり無いんじゃないのでしょうか。



内装屋さんはボードだけとか軽鉄だけになっちゃうし、クロス屋さんなんてクロス貼るだけだし。

シール屋さんもシール打つだけだったり、同じ設備工事のダクト屋さんや配管屋さんが電線工事をやるなんてほぼありえないですし。


ダクト・配管は保温屋さんが保温してくれるけど、冷媒屋は自分でやってますからね。


もちろんメインの冷房配管工事以外は浅く広くというかんじになるけど、基本的な知識は身につきます。


そうすると他にいろいろと応用が効くんですよね。


もし仮に冷媒配管の仕事がだめになったとして他業種に移っても、ゼロからのスタートじゃないわけです。これってメチャクチャ強みじゃないですか?

独立がしやすい

空調屋さんってやることが多いんですけど、広く浅くなため覚えることは基礎的な部分で済みます。


そのためひと通り仕事を覚えるのに、そんなに時間が多くかからないんですよね。


基礎を覚えてある程度現場を経験してしまえば独立までの時間はそんなにかからないと思います。もちろん本人のやる気にもよりますけどね。



実際に自分は空調屋の会社で一年半ぐらい学んでさっさと独立してしまいました。

その後やっていくのに重要なのは技術的なものより、どちらかというと仕事を貰える環境や繋がりだったりします。

この辺は技術うんぬんというよりも、その人の持つ人間性の影響のほうが強いんじゃないでしょうか。



なので手に職つけて早く独り立ちしたいと考えている人には空調屋さんはいいかもしれません。

まあまあ人工が高い

建設業には人工というものがあって、これは作業員に支払う一日の値段のことです。


例えば独立してやっていたとして、仲間内の応援に呼ばれたとき一日〇〇円で手伝うよってやつです。

いわゆる日給のようなものですね。



で、この人工が空調屋さんはまあまあ高いんじゃないかと。実際に自分は一日に25000円の人工代を貰って作業しています。



多分他の職種に比べて安いってことはないと思います。


現場で休憩中、にたまに周りで他の職種の人達がお金の話しをしているときがあるんですけど、その時に耳をダンボのようにして盗み聞きした情報による判断ですけどね。

さすがに他の職種の、しかも知らない人にいきなり「〇〇屋さんっていくら貰ってるの?」とは聞けないですからね。

なので絶対とは言えませんが、高いと思います。



ちなみに空調屋で会社員として働いていたときの給料などの話をした記事もあるのでよかったらどうぞ↓↓↓
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端材の銅管が売れる

ダクトや排水管の素材は鉄や塩ビだったりしますが、空調冷媒に使われている配管の素材は「銅」でできています。いわゆる銅管です。


工事を進めていくと、配管の端材や加工ミスで使えなくなった配管がでてきます。

ダクトや排水管の場合それらはゴミとして捨てられてしまいますが、銅管は集めてスクラップ屑を買い取る業者に持っていくと売ることができます。


その時の銅の相場によるんですが、だいたい1kgで600円前後、高いときは800円なんかで売れたりします。もちろん保温材は取り除かなくちゃいけないですけど。


大きめの現場がひと通り終わる頃には100kg以上の銅管スクラップが出るなんてザラなんで、10万円近いお小遣いが入ったりもします。



いやいや、その配管材は自分で買ったやつでしょ?と思う人もいるかと思いますが、最近は配管材支給のサブコンさんも多いのでオイシイ思いをさせてもらってます。


空調工事のデメリットとか嫌なところ

最初にメリットを書いていきましたがどうでしたか?なかなか空調屋って良さそうと思っていただけたでしょうか。


しかし物事には表があれば裏もあります。


ここからは悪い部分、嫌なとこらデメリットなんかをあげていきたいと思います。

なぜか立場が弱い場合が多い

給水・排水・ダクト・冷媒など、設備機器の業種をサブコンさん(現場監督みたいなもの)が統括、管理して工事の進み具合などを調整していくんですけど、なぜか空調屋は立場が弱いことが多い。


立場が弱いというか、ダクトや給排水の工事を優先されることが多いんですよね。


同じ場所で作業が被ってしまったときなんかは、「空調屋さんは後からできるでしょ?」みたいな雰囲気になったりします。

材料の搬入も後に回されることもありました。



どうしてそう(立場が弱く)なったんだろう?

自分の見解なんですが多分、ルームエアコンの延長線上に考えられているんだとおもうんですよね。


空調屋もけっこう手間のかかる作業が多いので、この変な立ち位置をどうにかしたいですね。

図面がクソ!なことが多い

サブコンさんが書いた図面通りに現場で配管していくのがこの仕事。


しかし渡される図面がクソ!なことが多いです。


ダクトや給排水管をやっている人に言わせたらありえないかもしれませんが、図面に寸法が入っていないときがあります。

なんとな〜く通るルートみたいのが書かれているだけだったりします。


冷媒配管は他の配管に比べたら細いため、「どうにかなるでしょ?」的に思われているっぽいです。



「寸法が無いんじゃ施工できないじゃん!」そうおもうのが普通ですが、自分たち空調屋は違います。ダクトや給排水管の図面を見ながら、ぶつからないルートを探して通すんです。

なので上でも書きましたが、いろいろな要素が必要になってくるんですね。



その他にも冷媒配管は大概一番上の方のスラブギリギリを通す図面だったりすることが多いです。

そうすると毎回梁をまいて配管しなくちゃいけないのですっごい手間。



こんなことが多々あるので、自分は図面を見て何もなさそうなら通しやすいところを配管しちゃいます。


なので空調屋は図面通りに配管できるだけじゃ駄目なんですよね笑





今回は以上になります。

本当なデメリットになる部分やマイナスな面をもっと沢山書いてやるつもりだったんですが、以外や以外、あまり思いつきませんでした。


もしかして空調屋って案外いい仕事なのかも!?


そのうち何か悪い面を思い出したら追記しておきたいとおもいます!



今回読んでみて空調屋に興味が湧いたって人は↓のサイトから空調屋のお仕事探しができます。

もちろん登録とか無料なんでよかったら覗いてみてはいかがでしょうか?この業界、人手不足なんで選べるところが多いと思います。


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