どーも、マルです。
お正月休みということもあり、たまにはビジネス書以外の本でも読もうと思い本屋にでかけて見つけてきたのがこの本です。
スマホを落としただけなのに/志駕 晃
どーやら映画化されているみたいですね。だからあんなに平積みしてあったのか。
主演は北川景子で、自分が昔からめっちゃ好きだった女優さんです。メンタリストでもなく、お笑いでもなく、ウイッシュ!のDAIGOと結婚しちゃいましたね。自分にはワンチャンすらなく終わった恋でした。出会えてさえいれば違ったか…?
ザックリとあらすじ
麻美の彼氏の富田がタクシーの中でスマホを落としたことが、すべての始まりだった。拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる凶器へと変わっていく。一方、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され…。
なんか上手くまとめられなかったので、裏表紙を引用しました。
主人公である麻美の視点と、狡猾なハッカー、それと殺人事件を追う刑事の3つの視点で物語が進んでいきます。
『スマホを落としただけなのに』の感想
ここからはマル個人が、『うおっ!おもしれー!』と思ったところなんかを適当に語ります。
内容の核となるようなネタバレはないと思います。
自分のスマホじゃないのに事件に巻き込まれる!
これ怖くないですか!?
百歩譲って自分のスマホだったらまぁ分かる。自分が悪いんだし、スマホの中身を見られたら自分に関する情報が相手にまるわかりになってしまいますからね。
けれど、いくら恋人のスマホだからといってそこからロックオンされたらもう防ぎようがないじゃないですか!?
スマホを落とすということは、もう一個人の問題じゃなくなってしまう場合もあるんですね。いろんな人に迷惑をかけちゃうことになるというね。恐ろしい。
インターネット・SNS上の出来事で人が追い込まれていく
これも怖いなと思いました!スマホを拾った男は主人公の麻美に近づいていくわけですが、その方法が物理的接触てはなく、ネット上・SNSを使って迫っていくわけですよ。
実際に会ってないんですよ!?Face to Faceしていないんですよ!?それなのに麻美はジワジワと追い込まれ、心まで丸裸にされてしまってね…。
さらに恐ろしいことに、この男はSNS上で何人もの人物になりすましてしまうんです。しかも、実在している人間にですよ!?
そりゃー麻美も気づけませんよ!実在している人間なんですからね!いろんな人に話や相談をしていたと思ったら結局はひとりの男のなりすまし。いいようにコントロールされていってしまうわけですね。あー、怖い!
事件を追っている刑事の手法がアナログ
オッサン刑事二人が頑張って捜査しているわけですがその手法がまぁアナログ。踊る大捜査線の青島タイプの操作方法なんです。
とにかく足を使って地道に聞き込み的なね。アンパンと牛乳が似合う的なね。
犯人はインターネットを駆使して操作の撹乱をしているのに、オッサン刑事はこのままじゃいつまでたっても捕まえられないじゃないかと心配になっちゃいました。たぶん犯人との対比でこんな風に書かれているんだろうなってところが面白いと思いました!
『スマホを落としただけなのに』のまとめ
自分のすごく身近なものが題材になっているといのもあってか、めちゃくちゃ面白かったです!読み始めてから最後まで一気にいってしまいました!
普段ビジネス書ばかりですが、たまにはいいですね!むしろもっと色々と読んでみたいとおもいました。
そーいえば映画化されているなら時間があるとき見に行ってみようかな。