今回読んだ「スマホ人生前略」の著者である、ホリエモンこと堀江貴文さんの元には数多くの質問が寄せられるといいます。
その中でも多い質問に、
- 「堀江さんはスマホのアプリは何を使っていますか?」
- 「何か特別な使い方をしているのですか?」
- 「検索のコツを教えて下さい!」
といったような、スマホの使い方に関する質問が数多く寄せられるようです。
確かに堀江さんといえば、ITや最新のテクノロジーを駆使した仕事をしてお金稼いるイメージがありますよね。
仕事以外にも数多くの本を出したり、数多くの趣味をたのしんだり、ロケットを飛ばし取りと普通の人ができないようなことをやってのけているので、スマホも何か特別な使い方をしているんじゃないかと思ってしまうのかもしれません。
しかし本の中でこのように書かれていました。
僕だけの「特別なスマホの使い方」なんてひとつもない。ほとんどあなたと変わらないはずだ。
僕はあくまで、僕の思考と行動を加速するための“ツール”として活用している。
大切なのは、使い方じゃない。スマホを使って何を考えるか、どう行動するか、ということだ。こんな当たり前のことことが、どうしてみんなわからないのか。僕はとても歯がゆい気持ちでいる。
「スマホ人生戦略」では世の中によくある、スマホ活用術的なものではなく、スマホを使いこなすために必要な概論が堀江さんの独自の解釈で書かれています。
今回は気になったトピックをいくつか紹介したいと思います。
【書評】スマホ人生戦略/堀江貴文
スマホを駆使して「失った1秒」を取り戻せ!
「現代人はないスマホに依存しすぎている」といった知識人の意見を耳にすることがあります。
しかし、スマホで生産性が落ちたり、脳が働かなくなるとしても、それはスマホ自体が悪いのではなく、使い方の問題ではないのかと本の中では書かれていました。
また、堀江さんはさまざまな著書で「スマホを使って時間効率を高めろ!」と発信しています。
時間効率を高めるには、すき間時間を最適化する意識が大事で、スマホはそのために欠かせないツールであると。
例えばメールなどのテキスト作成はスマホで、それをフリック入力で行う。
連絡作業は通話で行うのではなくメッセンジャーソフトに一本化する。
読みたい本は電子書籍で即購入して“キモ”だけを読む。
会議はウェブを使ったリモート会議を行う。
こうしてスマホを賢く使うことで時間はどんどん効率化できるといいます。
これらはただのビジネススキルに見えがちですが、まったく違うものだと書かれていました。
時間の効率化は、寿命を有意義に使うことと同等の行為なのだ。
1日1時間、すきま時間を有効活用できたら、10年で5か月ほどの時間が創出できる。言い方を変えるなら、これは5か月分の命を人生に外付け拡張できるということだ。まったく最高ではないか。
《中略》
すべての人間において、時間は平等に与えられている。
けれどスマホを使ってすきま時間を蓄積すれば、あなたの人生で浪費された「失った1秒」に相当する時間を取り戻すこともできる。要は、やり方次第だ。
自分の人生の時間を自分のために賢く使うには、スマホの使い方次第で大きく変わってくるのかもしれません。
スマホで時間のコスパを上げれば人生を何回でも楽しめる!
あなたが何か行動を起こすとき、コスパを考えることはとても大切だと堀江さんは言います。
先にも触れたとおり、時間は最大の資源で、命そのものです。
いまこの時間、過ぎ去った1秒はもう取り戻すことはできません。
しかし自分の意志と行動と努力で、時間の密度を限界まで上げれば、無駄な時間を削ることができます。
スマホを使えば時間の密度は確実に上がります。
そして堀江さんはこのように書いていました。
コスパ良く圧縮した時間を利用して、ひとつよりふたつ、ふたつより3つ以上の景色を楽しむことが、人生の醍醐味ではないか?
そのためには、どこにいても、どんな時間でも必要な情報にアクセスできるスマホが抜群に役に立つ。時間のロスを、スマホで削り出すのだ。
変わりたければ動き出そう。そして手に入る情報とその質を上げていこう。自分の景色を変えていくことでしか人生は変わらないのだと。
新品価格 |
今回は本の中で、特に「時間」に関するトピックを紹介しました。
この他にも金銭戦略やビジネス戦略、未来戦略などなど、堀江さんがどのようにしてスマホで人生の最適化を行っているかが興味深く書かれています。
私達の生活から切り離せない存在となったスマホ。
上手くスマホを使い倒して、今後の人生戦略を練るために、一度この本を読んでみてはいかがでしょうか。