はいどーも、マルです!
発明家エジソンの言葉で「99%の努力と1%のひらめき」というのがあります。
しかし今回読んだ本のタイトルは「1%の努力」
努力の量が少ない!と感じた人か多いのではないでしょうか。
この本の著者であるひろゆきさんは「1%の努力」で最大の成果を得てきたといいます。
ひろゆきさんは就職氷河期で就職もせず、インターネットにどっぷりの生活。
「2ちゃんねる」は他のサービスのいいところをマネた。
「ニコニコ動画」はドワンゴの社員のアイディアに乗っかった。
努力しない努力を極めて、フランスのパリで余生みたいな生活を送っているといいます。
「頑張ればなんとかなる」と思っている人は甘い。
努力でなんとかしようとする人は「やり方」を変えない。
では、どうやって「やり方」を変えるのか?そのための「考え方の考え方」をひろゆきさんの「7つのエピソード」と「49の思考ツール」を通して知ることができる本になっています。
【書評】1%の努力/ひろゆき
うえでも書いたエジソンの有名な言葉。これの真意をほとんどの人が誤解しているとのこと。
本当は、「1%のひらめきがなければ、99%の努力はムダになる」と言った現実的な言葉だ。しかし、「努力すれば道が開ける」という表現で広まっている。
発明の世界では、出発点が大事だ。
「光る球のようなものを作ろう」
そういう考えが先にあって初めて、竹や金属などの材料で実験したり、試行錯誤を重ねたりして努力が大事になってくる。
ひらめきもないまま、ムダな努力を積み重ねていっても意味がない。耳障りのいい言葉だけが広まるのは、不幸な人を増やしかねないので、あまりよくない。
努力は大切だけど本質はそこではない。
いかにして努力を最小限に抑えられるか。いかにして努力をしないですむかを考えることに労力を割くことが重要なのです。
今回は以下に本の中のいくつかの思考ツールをピックアップしてみたいと思います。
ユニークな人が生き残る
同じスキルがあることを前提として、人が人を選ぶときの基準はなんでしょうか。
それは「面白いかどうか」です。
面白ければ一緒に仕事をしていて楽しい。
じゃあどんな人が「面白い」かというと、「変わっている」人です。英語でいう「ユニーク」な人で「他とちょっと違う状態」の人のことです。
「人とちょっと違うことは何か?」
そんなに難しく考えなくていい。「なんかちょっと気になる」というものがあるだけで十分だ。
日本唯一のエレベーターブログを運営しているライターがいる。世界中でも少ない「曲がるエスカレーター」を探し、現地に行き、写真を撮っているそうだ。
人から矯正されて曲がるエレベーターを好きになることはできない。なんとなくちょっと気になって調べてみることで、どんどん好きなるだけだ。
《中略》
それを面白がるのに、努力なんてものは存在しない。他人と比較しても意味がないし、誰かが褒めてくれるかどうかも関係ない。
勝手に意味を見出して、勝手に好きを突き詰めているだけで、まさに1%の努力の人です。
同じようなことをやってしまう人達の中で、ちょっとした違いは武器になります。自分にとって当たり前でも、今さら言うようなことでも無いことが、他人にとって面白がられたりします。
ラクに結果が出せるところを常に探そう
世の中にはごく一部だけ、「努力できる」という才能を持った人がいるとひろゆきさんは言います。
努力できる才能がなければ、努力できる人にはいくら頑張っても勝てない。
何かを成し遂げるために頑張らなければいけない場所を選んだ時点で、ちょっと頑張っただけで上手くいってしまう人に本気を出されたらすぐに先を越されてしまう。
正面突破の方法だと、ハンデのついた100メートル走をやらされているようなもので、絶対に勝つことができない。
だから自分にとって頑張らなくても結果が出る場所に行ったほうが絶対にうまくいくということです。
「競争のいらないところに張る」
たとえば、金持ちと結婚すれば、ラクな生活ができると思う人がいる。婚活パーティーで頑張ってしまうようなタイプだ。
金持ちと結婚してラクをするのが目的だったのが、いつの間にか自分磨きを一生懸命する「間違った努力」に変わってしまうのだ。
たしかに、一部の人だけ確率的にうまくいく。しかし、大多数が結婚できないことに変わりはない。努力はムダになり、結局、何も残らない。
努力できることも才能のひとつなので、それを持っていない人は、ラクに結果が出せるところを常に探したほうがいい。それが1%の努力ということです。
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この他にもひろゆきさんならではの、人生における努力のやり方が書かれています。
あまり努力が報われてこなかった人や、頑張ることに少し疲れてしまった人は、今までのやり方を変えるための考え方の参考にしてみてはいかがでしょうか。
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