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【感想・書評】なまけもの時間術/これからの時代をコスパよく、なんとか生き延びるための時間術とは?

はいどーも、マル(@marutooutput)です。



今回読んだのは、ひろゆきこと、西村博之さんの書いた「なまけもの時間術」です。


ひろゆきさんといえば、2ちゃんねるやニコニコ動画など数多くのアイディアを生み出し、博識で頭脳明晰という、いわゆる勝ち組と言われる存在です。


しかし、その事業で大金を手にしているにも関わらず、質素倹約を続けYouTubeの配信でお酒を飲みながら一般人の相談に乗ったり、くだらない話をしてあとは家でひたすら引き籠るというどこか親近感のある人物でもあります。


そんなひろゆきさんが書いたこの本は、タイトルにあるように時間にまつわるもので、ひろゆきさんの考える「時間をかけずにコスパよくひとり勝ちする方法」が書かれているものになります。






【書評】なまけもの時間術/ひろゆき

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まずこの本を読むうえで1番気になるのがタイトルにある「ナマケモノ時間術」というもの。


ナマケモノ?なんで??

突然ですが皆さん知っていましたか?ナマケモノという動物は木の葉木の実を1日に8 グラムくらいしか食べないそうです。8グラムといったら、葉っぱ数枚ですよ。


食べている姿がめったに見られないから、かつてはヨーロッパでは「風を食べて生きている」と考えられていたそうです。なん仙人みたいですよね。


なぜ、ナマケモノがわずかな食事だけで生きられているかというと、1日中ずっと、木の上で過ごして、ほとんど動かないからです。


スピードもめちゃくちゃ遅くて、普段は時速16メートルくらいで動いて、天敵に襲われたときの最高時速もたった120メートル程度と言われています。


反対に陸上生物で最速といわれるチーターのトップスピードは、時速110キロメートルほどだそう。ナマケモノのおよそ1000倍という圧倒的スピードで獲物を追い込み、捕まえます。


ただ持久力がなく狩りの成功率は半々で、狩りに失敗すれば何日も空腹で過ごすこともあるみたいです。


カッコいいイメージの反面、何か大変そうですよね。


つまりこの本ではナマケモノのように1日中木の上で寝て過ごすような生き方、コスパよく生きるための時間術を「なまけもの時間術」としています。


これからの時代、できるだけラクに楽しく生きていくにはどうしたらいいいか?そのための時間の捉え方、扱い方をひろゆき流に解説してあります。



今回は本の中からいくつかのトピックを抜き出して見ていきたいと思います。



「働けば働くほどエラい」は本当か?

ひろゆきさんは仕事時間について以下のように書いていました。

そもそもやたらと仕事時間を確保したがる人が、すごくうまくいっているという話をあまり聞いたことがありません。


「 仕事にかける時間はあればあるほどいい」 というのは要するに時間を確保するほどに成果が上がるということです。でも所詮時間には限りがあるわけだからその中で得られる成果には限界があります。


本当はできるだけ時間をかけずにより多くの成果を上げた方がいいわけで、時間と成果を比例関係で捉えていること自体が間違っているんじゃないか。僕はそう思います。


できるだけ時間を使わずに、つまりは自分が動くことなく成果を上げられるようにしたいよねって話になります。


ではそのためにはどうすればいいのか?

  • できない自分を前提にする
  • 他人に頼む


このように書かれていました。


自分の能力に自身がある人ほど、自分の頭でなんとかしようとするもの。

でも、実は、自分ひとりの頭でなんとかしようとしないほうが逆にうまくいくことが多いそうです。自分の能力だけでなんとかしようとするのがまず基本的に間違っていると書かれていました。


「堂々と休む勇気」を身につける

日本の企業で働く人の中には、有給を取ろうとすると上司から理由をしつこく聞かれたり、まわりからいい顔をされなかったりするから結局は誰も有給休暇を申請しない。そんな人が多いと聞いてひろゆきさんは驚いたそうです。

「有給休暇は社員の権利のはずなのに、その権利を平気で侵害する日本企業があるんだな」というのがひとつ。そつてもうひとつが、「理由を聞かれたら『おじいちゃんが倒れた』となんとかウソをつけばいいのに…!」です。


権利であるはずの休みを取れないなんて理不尽だし、そうやって社員に無理させることで回っている企業だと、利益構造なんかもヤバい状況になっているはずです。


そして、この理不尽なルールに縛られて、ウソひとつつけない人も、ヤバいとまでは言わないけれど、マジメすぎて生きづらいだろうなと思ったのです。

もちろんウソをついて悪いことをするのはよくないですが、自分の当然の権利を行使するためのウソだったら、それは「手段」として完全にアリなんじゃないか。


満足にやりたいこともやれずに人生終わってしまうくらいだったら、ウソをついてでも自分の時間を確保することに力を注いだほうが、人生はるかに楽しくなるはずだというのがひろゆきさんの考え方です。


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世の中に出ている時間術とは違った切り口で書かれているなまけもの時間術。

今までの時間術の本を読んで、あまりうまくいかなかった人や、せっかくの時間を自分の幸せのために使えるようになりたいって人は、手にとって実践してみてはいかがでしょうか?




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