【感想・書評】ハートドリブン/塩田 元規
どーも、少しでも頭のいい人間に思われたくてビジネス書を読んでいるマル(@marutooutput)です。
今回読んでみたのは、ハートドリブンという本になります。
Twitterで編集者の箕輪厚介さんをフォローしているんですが、今回この本が出版されるということで、メッチャ宣伝されていたのでこりゃ読むしかねーなと思った次第です。
この本を書かれた塩田元規さんは株式会社アカツキの代表取締役でもあります。
いわゆる経営者ですね。しかも若くして企業を成功させているということで、自分とまったく違う頭の中はどんなものか興味ありです。
さっそくですが、今回この本を読んで自分なりに簡単にまとめてみると、
目に見えないもの、感情や自分の心とシッカリと向き合い、再認識することで、自分ひとりだけではなく、組織や会社までもが大きく成長することができる。
むしろこれからは、そういった目に見えない部分を大切にしていかないと時代に取り残されてしまうよ。
というものでした。
この本を読んでみて、自分にとって印象的だった部分をまとめてみました。
これからは心が中心の時代
今、時代の流れが大きく変わってきていて、この変化を理解するために、3つの変化について書かれています。
- 便利さから心の時代
- 画一的な価値から多様な価値観を認め合う時代
- Doing(やり方)からBeing(在り方)の時代
便利だから売れる時代は終わって、見えない感情的な価値、感情価値がどんどん高まっている。
今までは先人と同じ道、周りと同じことをこなせる人間が重宝されていた。しかし、インターネットによって価値の多様化は加速されている。
多様化する時代では、万人に好かれる必要はない。尖った価値観が大切で、一部の共感する誰かと繋がれる時代になった。
何をやっているかや外側だけでなく、在り方や内側の想いが重要な時代。
これからは一人ひとりが自分の心や感情を大切にしながら生きる時代になっていく。
なぜなら正解がない世界になるからです。
そうなると自分の中に自分の正解となる指標が必要で、自分の心の声に耳を傾ける必要があります。
これを本では「感情を鍵に、心の扉を開く」と表現していました。
魂の進化を阻むモンスターは思考・観念の中にいる
思考は簡単に嘘をつくので思考は絶対に正しいものではありません。
そして、観念とは過去の経験からくる思い込みで、メンタルモデルとも呼ばれます。
これは状況によってプラスにもマイナスにも働きます。
メンタルモデルの例として、
- 期待に答えないと愛されない
- 仕事はつらいもの
- 周りに合わせないといけない
- 弱みを見せてはいけない
これらは過去の経験によって作られたもので、最初は自分を守るために作られた。しかし今と昔では環境や時代が違う。
これらのメンタルモデルは無意識に反応してしまうものなので、まずはメンタルモデルを認識することが大切です。
偽ダイヤを追いかけるという罠
偽ダイヤとはその人を輝かしく見せるもの。例えばいい企業や資格、年収などなど。
他人が自分を評価しているものです。
他人が評価しているもの、外側の何かが自分の価値だと思い込んでしまってはいけません。
本当に自分の中で価値があるものを探して、それを追いかけることが大切なのです。
ハートドリブン|まとめ
この他にも、著者が企業して現在に至るまでの過程で実際に経験してきた、目に見えないものを大切にする必要性の気づきや、著者が考える、これから大切にするべきビジネスや経営スタイルなどが書かれていました。
「魂の進化」を大切にしてきた大成功企業アカツキ社長の独自の哲学が学べる本になっています。
これからの新しい時代を生き抜くために、目に見えないものを大切にすることの重要さを教えてくれる本でした。
今の自分からさらに成長したいという人は、是非一度、手にとってみることをおすすめします!
今回はこれで以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます!
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