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【感想・書評】90万でハッピーライフ生活/大原 扁理

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どーも、マルです。


さてさて、今回は「90万でハッピーライフ生活」という本を読みました。


90万でハッピーライフ?月収90万ってこと?そりゃハッピーだよ。


いやいや、月収ではありません。年収で90万円です。


この本を書いた著者は25才から東京で週休5日の隠居生活をしているそうです。週2日ほど働いて年収100万円以下。


そんな生活でも全然楽しく生きていますけど?一生懸命働いてお金を稼がなくても、自分の価値観さえしっかりしていれば幸せになんてなれるんだぜ?的な本だと感じました。


あっ、ちなみに年収90万で生活するためのマニュアル本ではなかったです。






嫌いなことで死なないこと

率直なこの本の感想。著者の人生観というか、考え方にとても共感しました。


別に隠居生活をしたいと言っているわけじゃなくてね。特に次の一文が強く印象に残ってます。

好きなことなんかなくても、今すぐ見つけなくても、もっと言えば死ぬまでみつからなくたって、別にいいじゃないですか。大事なのは、嫌いなことで死なないこと。


嫌いなことで死なないこと。自分のストレスになるものはなるべく遠ざける生き方。


あ〜、なんかいい!


この本の著者は隠居生活が目的ではなく、やりたくないことを削ぎ落としていった結果、この生活スタイルにたどり着いたそうです。



自分の場合も、嫌なことを苦労してやるよりも、やりたくないことを遠ざけるための苦労のほうが苦にならないだろうと思いました。


特に最近遠ざけたいと思うもの。仕事です。毎日がストレスでしょうがない(笑)


仕事に関しても本の中にこう書かれてました。

与えられた環境も物欲も、必要なお金の量も人によって違うのに、なんでみんな一律に週5で働かなきゃいけないんだろう、って疑問に思ったことないですか?


まさにその通り!


メッチャ稼いでお金を使いまくりたい人は働けばいいわけ。んで、自分みたいにあんまり働きたくない人は極力働く時間を減らして、生きていくために必要なお金も少なくしていく。


なんならお金使わなくても楽しめることって増えてるわけだし。そんなにお金が必要かな?


ストレスフリーで生きる方が自分には価値がある。



フツーって、何

著者が望むライフスタイルを実現するためには、世の中の求めるフツーを放棄することが必要なんじゃないかと思いました。


将来の夢、やりたいこと、個性などなど。これらをみんなに合わせたフツーにしてしまうと、がんじがらめになってしまうのかもしれません。


以下は本文より。

「個」「わたしはわたし」っていう感じを目指すんです。そうすると、正しさにがんじがらめになっている現代社会の風潮から開放されて、今よりちょっとラクになるんじゃないかな。

だから、何がベストかっていう考え方からも、できるだけ離れていったほうがラクです。がむしゃらに働こうが、ゆっくり生きようが、その人が好きでそういう生き方をしてるなら、ライフスタイルに優劣とか特にないと思うし。


今のあなたのフツー。それ、ホントにあなたにあったフツーですか?



年収90万でハッピーライフ|まとめ

今回は特に自分が良かったなと思う部分を抜粋してみました。


こんな生き方もありかと思うし、実際に自分の仕事の仕方だと、割とこれに近い生活もできそうなんですよね。


嫌いなことをできるだけ排除していく。そんな努力をこれからはしていきたいと思いました。



この他にも実際に著者が行っている衣食住についても書かれています。


ハッピーライフを維持するためにはけっこう大変そうですが、著者それも楽しんでいるようです。


また、低所得者が直面する、貯金や税金・年金のようなお金にまつわる話も書かれています。


こんな生活、ありかも!?って思った人は一度読んでみることをオススメします!




今回は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございます!


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