情報だけ武器にしろ/堀江 貴文
テクノロジーの進歩によって、情報は誰にでも平等に手にすることができるようになりました。
分からないことがあれば、Googleの検索窓に疑問を打ち込むと世界中の情報が瞬時に手元に入ってくる。そんな時代です。
この本のはじめの部分で著者はこう書いています。
仕事や人生の、将来についての不安や恐怖の大半は「情報不足」が原因だ。
今、「未来」の何かを怖がっているのなら、残念ながら、あなたは「情報弱者」ということ。
情報があれば、不思議とそうした恐怖や不安は消え去っていく。
新しい情報を入手し続けていれば、仕事の行き先や老後の不安なんか幸福できる。
僕だって、情報がなければ、何も行動できない。
けれども、自分に必要な情報さえあれば、「未来」を予測することが可能だ。
情報がすぐに手に入る環境の中でも、情報弱者が存在する。情報弱者でいると自分の「未来」を描くことすらできない。
じゃあ、どうすれば情報弱者にならずにすむのか?
この本では、著者の情報との付き合い方、インプット&アウトプットの方法、情報についての考え方、意識、スタンスをまとめています。
情報オバケである、ホリエモンこと堀江貴文氏の情報に対するスタンスを学べる本だと思い、この本を読んでみました。
以下では、本を読みながら、自分の気づきや良かったと思うフレーズなどをまとめてあるので、参考までにどうぞ。
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第一章 情報は狩りにいけ
大量に流れてくる情報。ただ突っ立ているだけじゃ流されて終わり。流れてくる情報の中から自分に活かせるもの選んで掴み取る。そして、「考える、調べる、試す」という「思考実験」を繰り返して、情報を価値あるものに高める。
第二章 情報を所持することは、未来を見抜くことだ
思考停止(情弱)は貧困になる。
10の信用で100のお金は得られるが、100のお金で10の信用を得るのは難しい。
自分で何か感じた、チャンスだと思うことはすぐにとびつこう。じゃないと川を流れる桃はそのまま流されていくだけ。
アイディアなんてただの情報のかけあわせ。今の時代はオリジナルなんてほとんど存在しない。常に情報を集め、それを掛け合わせることを頭の中で習慣化しよう。
情報(ネット)の進化するスピードに社会の変革が追いついていない。(大学など)
就職のために大学に行くが、仕事に役立つスキルは何一つ教えてくれない。
手持ちの武器を掛け合わせる。
何かにつけてできない理由を並べ、情報を調べないのは思考停止状態。
思考停止状態に陥ってないか判断する、良い方法がある。1週間で新しい発見をしたかどうか振り返ってみればいい。(なにか新しい行動でもいいと思う。)
ゴールに最速でたどり着くには、情報を合理的に処理すればいい。
第三章 誰でも技術を学べる時代
ゼロから新商品やサービスを生み出すのは不可能に近い。既存の情報と手持ちの情報をかけあわせてあたらしいものをつくる。
もはや技術だけでは生き残れない、プラスアルファ(情報)をいかに手に入れるかでかわってくる。
第四章 アウトプットするから情報が価値を持つ
自分が興味を持てることをアウトプットする。
頭の中で考える予測は自己満足。行動がともなってはじめて未来は予想できる。
皆で一斉に横並びで同じことをやったって、自分の価値が高まるはずない。
第五章 おかしな情報はスルーする
現代人が1日に触れる情報量は江戸時代の1年分に相当するらしい。「クソ情報」に目を留めている暇があるなら、積極的に脳を休ませることを意識する。
「情報だけ武器にしろ」を読んだ感想
情報は自分で積極的に取りにいくものだと学んだ。垂れ流されている情報は無意味なものも多いし、自分に必要なものとも限らないから。
その取り入れた情報を、自分の中でこねくり回したり、くっつけてみたり、削ってみたりして、価値あるものに変えていく。しかし、それだけで終わってはいけない。
大切なのはそこからで、その情報を自分の中から現実世界にだし、それをもとに行動を起こす。
そして、その結果から得た情報をまた自分の中に取り込み、フィードバックさせていく必要がある。
この繰り返しが自分を成長させる唯一の方法だと感じた。
さすがホリエモンというべきか、とても勉強になる本でした。
少しでも気になるようなら、情報弱者にならないためにも、一度読むことをおすすめします。
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