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【感想・書評】やわらかい頭の作り方/細谷 功

どーも、マルです。

自分もだいぶオッサンになったなと思う今日この頃。まあ、しょうがないことですけどね。


でも、最近感じたのはオッサンにも種類があるなと。

なんか古臭い考えのオッサンと、いつまでも新しい考えを取り入れて、なんでも柔軟に対応するオッサン。

どっちになりたいか?そりゃあ、後者でしょ!


じゃあ、この二つを比較した時、何が違うのか?

それは頭が『かたい』か『やわらかい』かです。


やわらかい頭のオッサンになるために、今回読んだ本はこちらです!


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やわらかい頭の作り方/細谷 功


どんな本かザックリと

やわらかい頭とはなんなのか?そのためにはどんな頭の使い方をすればよいのか?そんなことが書かれています。



やわらかい頭を作る方法はひとことで言うと、自分の思考に柔軟性が無い(失われつつある)事を認識することです。気づくことが重要なんです。


これができればほぼ目標達成です。



上でも書きましたが、歳をとるにつれてアタマが固くなっていくオッサンにはなりたくない。もっと自由な発想ができたらいいな。そんな思いからこの本を読みました。



今回学んだことは、

  • 自分の思考には癖や偏りがあること。
  • 頭の柔らかい人は物事を俯瞰・抽象化していろんな方向や角度から見ることができる

ということです。



学びの多かった今回の内容で、特によかったと思った部分をまとめてみました。


物事を単純に考えるほうが実は難しい

『単純に考える』は大量の情報を一度集めて、分解し、再構築したときにシンプルにして出てきた考え方。

やわらかい頭とは知識を再構築したもので、単に知識が大量にあるだけとは違う。


自分からの視点だけで物事をとらえない

自分からの視点だけで物事をとらえない。相手からの支店も視野に入れて物事を考える必要がある。


よく聞く『最近の若者は…』なんかは、自分の価値観だけの判断です。これだけだと世の中の変化においてきぼりにされてしまいます。


重要なのは『正しいか、間違っているか』という個々の選択肢を見るのではなく、違う価値観を持ったらどうなるか。考え方のレベルで物事をを見る必要があります。


物理の法則は人間にも当てはまる

物理の法則は自然界の理なので、これは人間の行動パターンにもあてはまめることができます。

作用・反作用の法則

自分が行った行動により相手の行動に影響がでて、最終的に自分に返ってきます。


例えば、『事なかれ主義の役人』

受益者側が、リスクをとって行動した相手に報いることをしないで、いざ何かの問題が起こったときにそれを全て相手の責任にすれば『敢えて新しいことは何もしない方がいい』という姿勢になっていくのは当然の結果です。



また、自分自身と外部環境とのあいだにも作用反作用は働きます。

積極的に外部(世の中)に働きかければそれなりのチャンスが巡ってくるし、何もしなければ失敗もチャンスもありません。


同じものでも『近づいてくるもの』と『遠ざかるもの』では違って見える

救急車のサイレンが通り過ぎるとき、聞こえてくる音が変化して聞こえますよね?いわゆるドップラー効果ってやつです。


例えば、30歳という年齢。


小さい時は完全な大人だと感じていましたが、自分が40歳にもなると、30歳はまだまだ若いと感じることになります。


『くる前』と『過ぎ去った後』で見え方に違いがでてきます。それを当事者は気づきにくいのです。


やわらかい頭で物事を考える時は、身の回りの事象、思い込みを排除して考えることがたいせつです。


やわらかい頭の作り方のまとめ

固い頭をやわらかくしたくて読んだこの本。

日々の仕事や物事の考え方に絶対などはない。違うとらえ方や見方がないか、常に意識していくことがやわらかい頭になる方法だと学びました。


頭がガチガチに固まって老害と呼ばれる大人になる前に、一度読んでおいたほうがいい本かもしれません。