どーも、マルです。
前回読んだ『アウトプット大全』のアウトプットつながりで、今回はこちらの本を読みました。
この本は『集中読書術』という読書術のやり方で、本を読むのが苦手なひとでも集中して読める。さらに読んだ内容が記憶に残り、使える知識になる読み方を紹介しています。
じっくり、しっかりと読んで『わかった』『覚えた』と思っても、いざ内容を話そうとしてもほとんど言葉が出てこない人いるんじゃないでしょうか?
自分もその一人です。これじゃ読んだ意味ないじゃん!と毎回自分の駄目さを嘆いていました。
本の内容を素早く語れるようになりたい。本の知識をいかせるようになりたい。アウトプット力を高めたい。そんな思いからこの本を読んでみました。
『集中読書術』をザックリと
『集中読書術』をザックリと説明すると、『飛ばし読み』『繰り返し読み』で読み進めていく方法です。この2つが本の一番のポイントになります。
ザックリとしすぎましたね。もう少し付け加えると、目次や見出しを活用しつつ、読みたいところ、読む気がするところを、自由に飛ばし読みをしながら、本を行ったり来たりして繰り返し読むという方法で、いたってシンプルな読み方です。
この本ではこの『集中読書術』のやり方で、どんな人でも、集中して、理解を深めながら気軽に読書できるようにと読書のやり方が書かれています。
本を読むための『長い集中』と『短い集中』
本は必ずしも『長い集中』で読む必要はありません、。頭から最後まで集中して読む必要はないということです、
気になるところだけをピックアップして『短い集中』で読んでいく。それを積み重ねていくのが『集中読書術』のやり方です。
みなさんスマホ使う時って、ネットサーフィンしたり、ゲームしたり、メッセージを見たりと興味のあるもの、気になるところに次々と移り変わっていきますよね?そんな感じで本も読んでいこうということです。
気になるところだけを飛ばし読みをしながら集中して読む。それを積み重ねていく。この本ではこのやり方をネットサーフィンならぬ、『ブックサーフィン』と呼んでいました。
本を読むためには『頑張らないこと』
本を読むのに頑張って読む必要はありません。
なぜか?それはウィルパワーとワーキングメモリという脳の働きが関係してきます。
ウィルパワーどは意志力とも言います。頑張ることはウィルパワーのムダ使いになります。
ウィルパワーをムダ使いするとどうなるか?『何かを頑張ると、次は頑張れなくなる』つまりは読書ができなくなるのです。そのため、ウィルパワーをムダ使いしない読み方が必要になってくるのです。
もう一つのワーキングメモリとは脳のメモ帳みたいなものです。脳に情報を蓄えるのに使われます。
このワーキングメモリの容量はあまり大きくないので、頑張って本を読んで情報を詰め込みすぎると容量オーバーになります。結果、頭の中に本の内容が入ってきません。
このような理由により、本は頑張って読んではいけないのです。
『飛ばし読み』『繰り返し読み』を駆使して読み進めよう
自分がこの本を読んで1番の肝だと思ったのがこの『飛ばし読み』『繰り返し読み』です。
はじめの方でも説明しましたが、目次や見出しを使って読みたい部分だけを読んで、分からない部分は気にせず読み飛ばしていく方法です。
当たり前のことですが、本当に目次だけ読んで終わりにしてはいけませわよ。これだと何も頭に残らないですよね。
読み飛ばしていく時のポイントは、目次を読んだり読み進めていく途中で分からないことが出てきたときにどう対処するかです。
それは、分からないことが出てきたら、『分からないこと』を自覚することです。自覚するだけでいいんです。『あっ、これがわからないな』程度で十分です。無理して理解する必要もありません。
ここで分からないからと必死に頭を使っても、無駄にワーキングメモリを使うだけです。結局脳みそがキャパオーバーになって本の内容も理解できないままになります。
それならそのまま読み飛ばしてしまいましょう。この『分からないこと』の答えが読み進めた先に書いてある場合もあります。
また、読み飛ばしていくうちに、『分からないこと』の情報が少しずつ集まり、繰り返し読むことでさらに情報のピースを拾い集め、結果『分からないこと』が理解できる瞬間が訪れるのです。
この方法なら途中で読むのを中断することなく、集中して本を読むことができますね。
集中読書術のまとめ
この本には上で紹介した読書術以外にも、表紙を破り捨てて本を読みやすくするやり方や、読んだ内容の気づきを本に直接書き込む方法などが紹介されています。
また、頭の回転を速め、アウトプット力を高めるためにはどうすればいいか。
アウトプットするための本を要約する力のつけ方、本を読んで一度頭に入れた情報を素早く思い出すための考え方などか書かれています。
速読術なんかと違い、目の動かし方や一度に一ページ分の文字を頭に焼きつける。などといった訓練が必要な方法を使うわけではないので、読んだ日からだれでも実践てきるものとなっています。
もし興味があれぼ一度読んてみてはいかが。でしょうか